詩の日めくり 二〇一九年八月一日─三十一日/田中宏輔
 


二〇一九年八月十九日 「柴田 望さん」


 柴田 望さんから、詩誌『フラジゃイル』第六号を送っていただいた。いまぼくはとても疲れていて、書くという行為から離れているのだけれど、書いてる方の熱量には驚かされる。読む行為だけでも疲れる体質になってしまい、文学から遠ざかっている自分を不思議な気分で見ている。むかしは違ってたのに。


二〇一九年八月二十日 「考察」


正しい現実は、どこにあるのか。記憶を正すのも記憶なのか。


二〇一九年八月二十一日 「呻吟」


文学極道に投稿していた詩を何度も読み直していた。
もう、何十回も読み直していたものなのだが。

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