詩の日めくり 二〇一九年八月一日─三十一日/田中宏輔
 
わからないことが違うって知れてよかった。わからないとおもしろくないけれど、知らないことがあってもおもしろいものはあるってことからね。引用だけで作品をつくってたとき、すごく反発するひとがいたけど、知らないことにコンプレックスがあったんだろうね。人によって読んでるものが違ってるんだし、自分が知らないことを人が知っててもあたりまえなのにね。ぼくなんか、人がぼくの知らないこと知ってて、当たり前だと思ってるし、そんなことコンプレックスに思わないんだけどね。P・D・ジェイムズの『神学校の死』、つづきでも読もう。まだ5分の1。92ページ。寝ちゃうかもしれないけれど。何日か前、本を投げ出して寝てた、笑。


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