詩の日めくり 二〇一九年六月一日─三十一日/田中宏輔
の性癖を見せてないからやめた。
二〇一九年六月十二日 「夢」
いま、大勢の刑事や警察官が訪れた。母の殺害死体が見つかったという。スパナで頭を殴られて死亡したらしい。ぼくと弟が重要参考人らしく、これから警察に連行される。というところで目が覚めた。母は昨年、癌で亡くなっているので、いったいこの夢は、ぼくになにを伝えたかったのか、これから考える。
二〇一九年六月十三日 「もうひとりの自分」
もうひとりの自分が、いつなにをしているのかはっきりしないというのは、気持ちのいいものではない。聴きたいCDがいくつもないというのは、ひじょうに迷惑なことである。そのCDがあ
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