詩の日めくり 二〇一九年六月一日─三十一日/田中宏輔
 
/ぼくら自身の思念にひとしくなる」(ホフマンスタール『思念の魔』川村二郎訳)、「そこには何か、深い悲しみに似たものがあった。」(シオドア・スタージョン『必要』宮脇孝雄訳)、「だが、その深い悲しみが知恵というものなのだ。」(バイロン『カイン』第一幕・第一場、島田謹二訳)、「優れた詩のように」(ジェイムズ・P・ブレイロック『ホムンクルス』2、友枝康子訳)、「詩人というものは、」(ジャック・ヴァンス『愛の宮殿』8、浅倉久志訳)、「他の人の人生に意味を与える」(レイナルド・アレナス『夜になるまえに』レサマ=リマ、安藤哲行訳)、「ばかばかしい」(フィリップ・ホセ・ファーマー『気まぐれな仮面』5、宇佐川晶子訳
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