詩の日めくり 二〇一九年四月一日─三十一日/田中宏輔
 

それはもうね、あきらめちゃってるの、笑。
ぼくは、古典から勉強してよかったと思っています。
そこには、ふんだんに形式がありましたから。
剛くん、ありがとう。
最近、元気を取り戻しつつあります。
このあいだ、ハート・クレインの『橋』を読んで、
すごくショックを受けましたが
これまで読んでなかった自分がバカだという思いでですが
まあ、そんなことでもなければ
人生はずいぶんと退屈なものになるのでしょうね。
恋もいいものだけれど。

そうだ。
同じフォルムでも
まったく異なる文学的な効果をもつことがありますね。
短歌にさまざまなレトリックが盛
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