詩の日めくり 二〇一九年四月一日─三十一日/田中宏輔
う。
桜はたしか
女子大の近くにいっぱい咲いてるんじゃないかな。
まあ、もちろん、女子大生がいれば
そっちのほうが花なんだろうけど。
じゃあ、行ってきま〜す。
ついでに、イーオンでうどん食べようっと。
二〇一九年四月六日 「詩について」
ぼくが、日本の現代詩人の詩を読んで
いちばん驚かされるのは
その形式のヴァリエーションの貧しさにである。
きのう、ロバート・フロストの『炎と氷』を読んだ。
10行ほどの詩だったと思うのだけれど
それで一つの形式をなしているのだった。
時代や世代や思想や風潮でアンソロジーを組むより
フォルムによっ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(16)