詩の日めくり 二〇一九年三月一日─三十一日/田中宏輔
 
平訳、SF短篇アンソロジー『三分間の宇宙』258ページ下段・第20行)


二〇一九年三月七日 「殺したかもしれない。」


ぼくは小学校のときに
継母を自宅のビルの屋上から
突き落として殺してやろうと思ったことがある。
小学5年のときだったかな。
小学校5年だったら
警察には疑われないと思って。


二〇一九年三月八日 「久保寺 亨さん」


 久保寺 亨さんから、詩集『続・白状/断片』を送っていただいた。宗教的なところに関心をもたれておられるようで、そのような描写が随所にあらわれる。また宗教と哲学は密接な関係をもっているのだろう。哲学的な考察も随所にあ
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