なしくずしのゲームとその神髄、それから水分の必要性について/ホロウ・シカエルボク
 
俺はいつだって砂漠のように渇いているのさ、生来的な渇きには答えがないんだ、どういうことか分かるか?一生続いていく鬼ごっこなんだよ、俺は渇き、オアシスを求める、蜃気楼かもしれないそれに向かって、懸命に歩を進めるのさ、実際、水が飲みたいのかどうかなんて、分ったもんじゃないけどね―安易に理解したりなんかしない、一番おさまりのいい回答が現れるまで、すべては思考のプールに浮かべておくんだ、時々かき混ぜたりなんかして、目につきやすいものを変えてみたりしてさ…どいつもこいつもすぐ食えるものに慣れ過ぎて、すぐ手に入るものだけが大事みたいな考え方になっている、だけど、そんな風に本当のことが手に入るかどうかなんて、ち
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