詩の日めくり 二〇一八年十三月一日─三十一日/田中宏輔
 

嘘をついてやりました。
「ぼくにも恋人ができたんやで。」
「どこで見つけたん?」
「ぜったい言わへん。」

前恋人は12時過ぎに帰りましたが
ぼくは2時過ぎまで飲んでました。
店を出て、ヨッパでぶらぶら
立ち並木にぶつかって
ヘッドフォンこわして
半泣きで帰りました、笑。


二〇一八年十三月二十八日 「詩論」


わたしとは、なにか。わたしとは、どこにあるのか。

ということに、とても興味があった。
20代から、ずっと。
引用のみによる実験的な作品も
それを明らかにしたいという気持ちから、つくったものでもあった。
だれ
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