詩の日めくり 二〇一八年十三月一日─三十一日/田中宏輔
 
ンような気がする。
見つめ合ってるだけで、わかるところがあるような気がする。
こころのなかに持ってるってこと。
こころのなかに持っていて
持っているのがいやなものを。
きっと、ね。


二〇一八年十三月二十七日 「いま、ヨッパで帰ってきたところでした。」


まえに付き合っていた恋人と飲みに行きました。

こんなこと言われて、ドボン→
「けっきょく、あっちゃんって、放任主義やからなあ。
 いまの恋人って、おれのこと、束縛してきよるんやけど
 そこかな。
 心配されてるって感じがするやろ。」
「えっ?」
むっちゃ腹が立ったので

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