詩の日めくり 二〇一八年十二月一日─三十一日/田中宏輔
お得かも、笑。
ちょっとくらい、頭の機能がおかしいほうが
人生は豊かかも。
いろんなところで
ふつうのひとが感じないことを感じられるから。
その分、苦しみもより多く味わうけれど。
二〇一八年十二月十五日 「ぼくは泣きながら目が覚めた。」
ぼくは泣きながら目が覚めた。
ぼくは父親と継母が許せない。
父親は去年死んだから、もういい。
できれば、もっと早く死んで欲しかったけれど。
継母は悲惨な死に方をして死んで欲しい。
たとえ、そう願うことで、ぼくにいろんな病気がやってこようと。
継母はいま喘息で苦しんでいるけれど
叔母のようにアルツハイ
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