詩の日めくり 二〇一八年十二月一日─三十一日/田中宏輔
た。作者の現実はうかがい知ることができなかった。作品の目的が別のところにあるからだと思った。言葉運びは、なめらかで、うつくしい。しかも的確だ。かわいらしい表紙が印象的。
二〇一八年十二月十日 「ちくま哲学の森 4」
ブックオフで、ちくま哲学の森 4 を。
ヴァレリー全集とカイエ全集を図書館で読んだのは、ずいぶん昔なので
『パンセ』の一句を主題とする変奏曲
を読んだかどうか、覚えていなかった。
リンゲルナッツの『地球儀』という詩には、笑った。
笑わせてくれる詩というものが、どんなものか思い出させてくれた。
ひとから自分がどう見られたいかという詩が多い現代詩
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