詩の日めくり 二〇一八年九月一日─三十一日/田中宏輔
用によって、未知の事柄に到達することがあるということがあるのですが、このことは、まだ、だれも気がついてないようです。もともと未知なるものの記述も既知なる事柄の組み合わせによって成立するものなのだと思っています。あたりまえと言えば、あたりまえのことであるかもしれませんが。科学の発見でさえ、近いものを感じます。
わかっていることがわからないことと、わかっていないことがわかっていることとは、まったくちがうことである。わかっていることがわかっていることと、わかっていないことがわかっていないことも、まったくちがうことである。
内藤すみれさんが、いつも的確に表現なさるのに驚いています。詩は書け
[次のページ]
戻る 編 削 Point(14)