詩の日めくり 二〇一八年九月一日─三十一日/田中宏輔
創世記』第二部・7、小野田和子訳)
一度見つけた場所には、いつでも行けるのだった。
(ジェイムズ・ホワイト『クリスマスの反乱』吉田誠一訳)
瞬間は永遠に繰り返す。
(イアン・ワトスン『バビロンの記憶』佐藤高子訳)
二〇一八年九月五日 「ラブストーリー、アメリカン」
新潮文庫の『ラブストーリー、アメリカン』2番目の短篇は、レズビアンのお話で尻切れトンボみたいな終わり方をするものだった。3番目の短篇は男に執着する女で、男にできた新しい女に嫉妬して喧嘩して目をえぐられる話だった。
いま、短篇集『ラブストーリー、アメリカン』に収録されている4篇目のデイ
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