詩の日めくり 二〇一八年九月一日─三十一日/田中宏輔
と書かれている詩篇が多く、しかし、読むのには苦労しなかった。描写力がすぐれているからだろう。おもしろい詩を書くひとだ。
二〇一八年九月二十七日 「短詩」
空に浮かぶ青でさえ胸狭い バッグの中の面積を集める
二〇一八年九月二十八日 「荒木時彦くん」
荒木時彦くんから、詩集『NOTE 004』を送っていただいた。いまのぼくの精神状態では切実なモチーフだった。アルファベットの使い方が秀逸だった。さすが。
二〇一八年九月二十九日 「海竜めざめる」
Amazon で注文した、ジョン・ウィンダムの『海竜めざめる』が届いた。ビニールカヴァーがかけて
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