詩の日めくり 二〇一八年五月一日─三十一日/田中宏輔
つも2時間もののドラマや名探偵コナンを見てるみたい。音声が聞こえてくる。隣のひとには、ぼくの部屋でかけてるプログレやジャズやソウルやファンクの音楽か、韓国ポップスや、ウルトラQの音声が聞こえているのだろうけれど。
言葉にも光があたると影ができる。
言葉のなかに意味以上のものは与えないでほしい。まあ、音はあってほしいけれど。
二〇一八年五月二十二日 「ノブユキ」
言葉に意味と音のほかには、なにも与えないでほしい。というか、言葉に、意味と音のほかに、なにかを与えることができるとは思わないでほしい。これは、言い換えると、言葉に、意味と音のほかに、なにかほかのものを求め
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