詩の日めくり 二〇一八年一月一日─三十一日/田中宏輔
 
ロックの『血は冷たく流れる』である。ブロックの短篇集はもう1冊、文庫で持ってたけれど、おもしろかったような気がする。1作しか覚えていないけれど。この短篇集の再読はどだろ。いいかな。

 ジョン・コリアの短篇集はよかった。傑作というものはなかったけれど、どれも滋味のある、いい品物だった。


二〇一八年一月二十五日 「ル・グウィン」


 アーシュラ・K・ル・グウィンが亡くなったという。本物の作家がひとり亡くなったということだ。すでに本物の作家がほとんどいなくなったこの世界で。

 きょう、日知庵で、えいちゃんのツイートを見てて、ぼくのとえらい違うなあと言った。かぶってるひとっ
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