詩の日めくり 二〇一八年一月一日─三十一日/田中宏輔
とって、ひとりかふたりくらいしかいないんじゃないのかな。見える風景がまったく違っていて、びっくりした。
これから読書。寝るのが遅くなった。ロバート・ブロックの短篇集『血は冷たく流れる』を読む。冒頭の作品は、きのう読んだのだけれど、もうタイトルも内容も忘れている。おお、このすさまじき忘却力よ。あなどりがたき忘却力よ。
二〇一八年一月二十六日 「断章」
一つ一つのものは自分の意味を持っている。
(リルケ『フィレンツェだより』森 有正訳)
その時々、それぞれの場所はその意味を保っている。
(リルケ『フィレンツェだより』森 有正訳)
二〇一
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