詩の日めくり 二〇一八年一月一日─三十一日/田中宏輔
ろとは』第三巻・第七章、桑子敏雄訳)
二〇一八年一月二十三日 「断章」
われわれはなぜ、自分で選んだ相手ではなく、稲妻に撃たれた相手を愛さなければならないのか?
(シオドア・スタージョン『たとえ世界を失っても』大森 望訳)
光はいずこから来るのか。
(シェリー『鎖を解かれたプロメテウス』第二幕・第五場、石川重俊訳)
わが恋は虹にもまして美しきいなづまにこそ似よと願ひぬ
(与謝野晶子)
二〇一八年一月二十四日 「血は冷たく流れる」
いま日知庵から帰ってきた。きょうから寝るまえの読書は、早川書房の異色作家短篇集の第8巻のロバート・ブロッ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(13)