詩の日めくり 二〇一八年一月一日─三十一日/田中宏輔
、おもしろいかと問われれば、いいえと言わざるを得ない。なんなんだろう。この感じは。うまいのだけれど、おもしろくないのだ。うううん。ぼくの目が厳しくなったのだろうか。
けさ見た夢はマンガのようだった。あした、書き込もう。おやすみ。
二〇一八年一月十九日 「夢」
きのう、見た夢。大洪水の連続で都市は水没している。上流は上流階級の人間が、下流は下層階級の人間が住んでいる。お金持ちの子どもはボートで、貧乏人の子どもは泳いで学校に通う。電話ボックスのなかで、少女が叫んでいる。なんでわたしは30もバイトをしなきゃなんないのよ。その生徒はテレフォンセックスの広告に目をやる。それを同
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