詩の日めくり 二〇一七年十三月一日─三十一日/田中宏輔
、ギターを爪弾きながら
叫ぶように歌われても
だったかな
そんなことには、ぜんぜん何も感じないけど
ってなこと書いてたことがあって
ぼくなら、そんな詩?
それとも歌かな
そんなの読んだり聴いたりしたら、めっちゃ喜ぶのに
と思ったことがある。
現実の生活のことが、ぼくには、とても脅威なのだ。
考えられないことが毎日のように起こっているのだ。
そう感じるぼくがいるのだ。
だから、退屈しない。
毎日が綱渡り
驚きの連続なのだ。
嫁が家を出て行く?
なんて、すごいことなんだ。
ぼくは
自分の食べているご飯の米粒が
テーブルの下に
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