詩の日めくり 二〇一七年十三月一日─三十一日/田中宏輔
 
て書いたことがありますが
まだ自己解決しておりません。
膜には内部も外部もないですね。
表と裏
ですね。
しかし、
膜自体の物質性あるいは容積性に着目すると
内部と外部が存在するわけです。
無限に延長された膜を考えるとしても。
ただ無限という概念をつかって
外挿すると、さまざまなものの性質が
概念が、ですが
無限特有のパラドックスを生ぜしめるような気がします。
ううううん。
内部とが部に分けるときに
問題なのは
境界なのですが
境界が存在するかどうかも問題です。
厚みのない幕というものを
概念的に想像することはできます。
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