二十歳の呟き/板谷みきょう
間は日の光を浴びて
溶けてしまえば良いのに
まだ自分の中で
死ぬ事が正しんだと言ってる僕が居る
たんぽぽが間の抜けた咲き方でコスモスの隣で咲いている
季節の勘違い代々そう咲いていたんだね
お前の勘違いはお前の代で終わらせてやるよ
僕はたんぽぽを踏みにじる
お前は言いなぁ
踏みにじってくれる俺が居て
僕を踏みにじるのは結局俺しか居ないのさ
薄桃色のコスモスが風に揺られて囁くのさ
生まれ変わって私におなりよ
生まれ変わって私におなりよ
苦し紛れに呻いた言葉でいつも僕は傷付けていた
そんな事も知らずに僕は笑い続けていたなんて
今日知
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