二十歳の呟き/板谷みきょう
高くピチピチ鳴きながらお日様を追う
僕の利他を望む行為は偽善です
こうしなければ生きていけないのです
皆様 御海容を
涙ながらの心の内も口から出れば御手盛り行為
時が過ぎ去る事に悲しみはない
センチメンタルになっただけ
下らぬ事だと知りながら
空白の時間の苦しみを何処に捨てれば良いのだろう
自信は経験が生み出した傲慢でしかない
素直とは追従なのか独善なのか
僕は正義という盾で傲慢を我田引水してるのだ
思想を二元論で考える
死が善か悪かは生によるだろう
生と死が相対しているか否かは自らの解釈による
己れの思考を文章表現出来ぬ未熟さ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)