二十歳の呟き/板谷みきょう
 
高くピチピチ鳴きながらお日様を追う


僕の利他を望む行為は偽善です
こうしなければ生きていけないのです
皆様 御海容を
涙ながらの心の内も口から出れば御手盛り行為


時が過ぎ去る事に悲しみはない
センチメンタルになっただけ
下らぬ事だと知りながら
空白の時間の苦しみを何処に捨てれば良いのだろう


自信は経験が生み出した傲慢でしかない
素直とは追従なのか独善なのか
僕は正義という盾で傲慢を我田引水してるのだ


思想を二元論で考える
死が善か悪かは生によるだろう
生と死が相対しているか否かは自らの解釈による


己れの思考を文章表現出来ぬ未熟さ
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