詩の日めくり 二〇一七年十一月一日─三十一日/田中宏輔
24時にクスリをのんで1時に寝た。
3時50分にいったん目がさめて
うつらうつらしていたのだが
また半覚醒状態で眠っていたみたいで
きのうもサスペンス映画のような夢を見たけれど
学校のなかで、ひとりの子供が人質になっていて
その子供を捜して学校中を探すのだけれど
探しているときに、ぼくの実母からのモーニング・コールで
目が覚めたのだ。
きょうの夢はひさびさに実体感のある肉体が横にいて気持ち悪かった。
クスリが効かなくなってきたのかもしれない。
クスリの効果が低くなると悪夢を見る。
クスリがないころには
つまり神経科医院に通院する前には
ずっと
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