詩の日めくり 二〇一七年十一月一日─三十一日/田中宏輔
七年十一月十四日 「出眠時幻覚すさまじく。」
ぼくの生家は田舎じゃなかったのに 田舎になっていて
でも、ぼくは近所に
先輩らしきひとといっしょに同居していて
その先輩が、なにかと、裸になりたがって
ぼくに迫ってくるっていうもの。
チンポコ丸出しで
パンツ脱いで
ぼくの顔におしつけてきて
「困ったもんですなあ」
を連発しているときに目が覚めた。
チンポコがほっぺたにあたる感触があって
びっくりした。
精神状態がちょっと乱れてるのかも。
その前に
その田舎の生家で
継母と暮らしていて
夜中に雨のなか
裸足になって
蛙を獲
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