詩の日めくり 二〇一七年十月一日─三十一日/田中宏輔
 
ではないか」といった、ぼく好みの詩句もあって、全体に読みやすい。というか、難解なものはまったくない。こういう詩集が、ぼくは好きだ。


二〇一七年十月二十六日 「妃」


 詩誌『妃』19号を送っていただいた。むかし、ぼくも同人だったころがあるのだが、新しい体制になって、同人のお誘いはなかった。いまの『妃』は大所帯である。冒頭の詩篇をさきに読んだ。なんてことはない。まあ、詩なんて、なんてことはないものかもしれないけれど。記憶に残る詩はなかった。


二〇一七年十月二十七日 「海東セラさん」


 海東セラさんから、詩誌『風都市』第32号を送っていただいた。海東セラさんの詩「
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