詩の日めくり 二〇一七年九月一日─三十一日/田中宏輔
2010年11月12日のメモ
書くという行為は、ひじょうに女々しい。
いや、これは現代においては、雄々しいと書く方がいいかもしれない。
意味の逆転が起こっている。
男のほうが潔くないのだ。
美輪明宏の言葉が思い出される。
「わたしはいまだかつて
強い男と弱い女に出会ったことがありません。」
しかり、しかり、しかり。
ぼくも、そう思う。
あ、フローベールの紋切型辞典って
おもしろいよ。
用語の下に
「よくわからない。」
って、たくさんあるの。
読者を楽しませてくれるよね。
ぼくも
「ここのところ、忘れちゃった〜、ご
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