詩の日めくり 二〇一七年七月一日─三十一日/田中宏輔
 
おやすみ、グッジョブ!

 いま目がさめた。何時間、寝てたんだろう。時刻をみてびっくりした。わずか2時間。


二〇一七年七月三十一日 「文法」


わたしは文法である。
言葉は、わたしの規則に従って配列しなければならない。
言葉はわたしの規則どおりに並んでいなければならない。
文法も法である。
したがって抜け道もたくさんあるし
そもそも法に従わない言葉もある。

また、時代と場所が変われば、法も違ったものになる。
また、その法に従うもの自体が異なるものであったりするのである。
すべてが変化する。
文法も法である。
したがって、時代や状況に
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