詩の日めくり 二〇一七年七月一日─三十一日/田中宏輔
 
たんだな。というか、これまでに膨大な読書のし過ぎという感じもする。

 その膨大な読書のために、最低の時間ですむ労働を選んだのだけれど、その最低の時間ですむ労働さえも、さいきんは、しんどい。きょうも、塾で、ある先生に、「そうとう疲れておられますね。」と言われた。そんなゾンビな顔をしていたのだろう。まあ、自分でも、そうとう疲れていると思っているものね。


二〇一七年七月二十八日 「犬を飼う」


いま日知庵から帰った。

 犬を飼っちゃいけないマンションで犬を飼ってたら、透明になっちゃった。きっと見えないようにって思ってたからなんだろうね。


二〇一七年七月二十九日 「
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