詩の日めくり 二〇一七年四月一日─三十一日/田中宏輔
 
まで、きのう付箋した箇所(西脇順三郎の詩でね)をルーズリーフに書き写そう。それって、1時間くらいで終わっちゃうだろうから、終わったら、それをツイートに書き込んで、それでも時間があまるだろうから、5月の2週目に文学極道に投稿する『全行引用による自伝詩。』のワード打ち込みをしよう。とりあえず、まず、コーヒーを淹れて飲もう。それからだ。西脇順三郎の詩、ほんとおもしろかった。読んでて楽しかった。


西脇順三郎 「道路」

二人は行く
永遠に離れて
永遠に近づいて行くのだ。


西脇順三郎 「第三の神話」

よく見ると帆船の近くに
イカルスの足が見える
いまイカルスが落ちたばか
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