?文集*−ノコラズセカヰの子守唄(ララバヒ)−〈構成中・・・〉/大゜揮∞ ?ぴろき∞?
 
すれば、世界の苦しみの根源でもありえるような、その無垢な不十分性からの離脱を、飛翔を、進化への希求を思うのだ。科学の力、善くも悪くも、その力が僕に感じさせる高揚感は疑いようもない、ただ今の科学に足りないのは誰もが感じる命の精神性だ。僕は寝ても醒めてもこの精神性と科学の融合を夢見る。

「正直であることより勇気があることがあるなら僕はそれを生きてみたい。」
それは僕が弱さを恐れるからじゃない。恐れるような対象になる前に既に僕は弱さでできているからだ。こんなことを成人した後の人間が告白するのは少し可笑しいかもしれないっていうのは重々承知している。ただ、今僕が追い求めているのは見かけや体裁や風のよ
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