?文集*−ノコラズセカヰの子守唄(ララバヒ)−〈構成中・・・〉/大゜揮∞ ?ぴろき∞?
的には自分自身が、この世に存在する大多数の自分以外、数え切れない程の他者達が自分自身に貼る存在のラベルの集合体だということが解かるはずだ。特徴というのは言葉と同じように本当に存在するものを表してはいないのだ。本当に存在するものを捉えるということをできるものだけがその存在自身の特徴を認識することができる。ものごとという世界を構成する単位それ自身が相対的な在り方でしか存在できないのだ。
その朝、ステーション・ガイアはいつもの静けさで僕を出迎えてくれた。
旅に出ようと決めたのはこの星になにも残されていないからだった。少なくとも僕には、ということだけれど。手持ちのトークンは長く一人で孤独な生活をし
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