?文集*−ノコラズセカヰの子守唄(ララバヒ)−〈構成中・・・〉/大゜揮∞ ?ぴろき∞?
 
かと思うわ」ヒヨリは後部座席で窓の外の遠くに見えるスカイ・タワーを眺めながら独り言のように言った。「お人よしね、ヒヨリ。トークンの流れは心と同じなのよ。」「厳密には違うでしょう。」「何にでも差異は存在するのよ。」「宇宙全体の心以外ならね。」「でもそれじゃあ、物語が始まっていかないのはあなたが一番よくわかっているでしょう。」「いいえ、アイル。私今でも未だあの銀河で見たことに自分で説明が付けられないの」「いいのよ、すべてに説明なんて付けなくても。私が思うにあなたに一番、今必要なことは、ゆっくりとした休息、休養よ。」外には大洋に影ができて空からコスモ?・ベースが降下してきたことがわかった。しかし、それで
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