?文集*−ノコラズセカヰの子守唄(ララバヒ)−〈構成中・・・〉/大゜揮∞ ?ぴろき∞?
 
れでもヒヨリにはアイルにすべてを打ち明けることはできそうになかった。「他に何か、質問ある?」

「私に力を貸してくれる?」
「いつでも、何でも言って。」
「私はそのためにあなたのそばにいるのよ。」
「いつまでも私を忘れないでいてほしいの」
アイルは座席からゆっくりと振り向くとニッコリ笑顔で微笑みながら
「わたしがロボットだって忘れたの?」と言った。


惑星は冬の雨の中で凍えてしまいそうになりながらもどうにか理性を保ちながら自転しているように見えた。
ガイア理論の時代からは想像できないような規模の「生命体」の一部であることを知ることになった人類の末裔たちは当時の英知を結集して
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