?文集*−ノコラズセカヰの子守唄(ララバヒ)−〈構成中・・・〉/大゜揮∞ ?ぴろき∞?
 
の眼差しと同じく天外に、物質的恍惚の裡に在った。Iとitの境界を生きていた。しかし、やがて暫くして天空を凝視していた白痴美の禍々しい双眸が消え去り、本来の神寂びて濡れたように輝く黒い瞳が戻ってくると、ンテュアはまた一人、人知れず静かに微笑むのだった。
「世界に語るべきものはあるのか? 記憶すべきものは? 記録すべきものは? 答えならわかりきってる。物語の体をとるものは皆こども騙しだ。ただ一つを除いて。」
太陽の光が部屋全体を幻のように白く輝かせた。
「内宇宙(こころ)のキ(軌跡)セ(・)キ(奇跡)の現在(これ)未来(から)だ。僕自身の心だ。僕の心。では僕は一体何者か。
僕は僕が神であること
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