哲学入門備忘録/ふるる
 
ットに心があると言えるのはどんな時か。とか、情報って何かとか、人はどうして目的手段推論を身に着けたのか、とか、「持つに値する自由」ってどんなかとか、「道徳」っていつごろ生まれて、何なのか、とか書いてあった。
なるほど、人に特有のものと思われている「自分を客観視できる力」や「それによって目標を立てて努力できる能力」も、生物にもとからある機能が拡張されたものなんだと、一応納得できます。著者は、「心」と「生物としての機能」を分けるのではなく、心も進化の過程で生まれた機能の一つなんだ、というふうにしたくて、丁寧に分かりやすくゆっくり説明しています。

ここには無いものを心に描いて、目標にして、やり方
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