詩の日めくり 二〇一七年一月一日─三十一日/田中宏輔
とにコンパクト。良い意味で抒情詩のお手本みたいな感じがする。
二〇一七年一月二十五日 「あらっ。」
きょう、仕事帰りに、自分の住所の郵便番号が思い出せなくて、帰ってきて郵便物を見て、ああ、そうだったと確認して、なんか自分が痴呆症になりつつあるんかなと思った。住所はすらすらと思い出せたのだけれど。さいきん寝てばっかりだったからかな。もっと本を読んで、もっと勉強しなきゃいけないね。
二〇一七年一月二十六日 「『居心地の悪い部屋』」
アンソロジー『居心地の悪い部屋』半分くらい読んだ。いくつかの短篇は改行詩に近かったし、散文詩のようなものもあった。気持ちの悪い作
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