詩の日めくり 二〇一六年十三月一日─三十一日/田中宏輔
があって
フロイト的な言い間違いのものから
ぼくが冒頭に書いたキーボードのうち間違いなど
さまざまな段階があるって感じだね。
詩を書いていて
いや、大げさに言えば
生きていて
この偶然の力って、すごいと思う。
生きているかぎり
思索できるかぎり
偶然に振り回されつつ
その偶然の力を利用して
自分の能力の及ぶ限り
生きていきたいなって思う
恋もしたいし、
うふふ。、
ね。
二〇一六年十三月三十日 「あいまいに正しい」
「あいまいに正しい」などということはない
感覚的にはわかるが
「正確に間違う」ということ
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