詩の日めくり 二〇一六年十二月一日─三十一日/田中宏輔
葉を書いていたのだが、これってブレイク?
数行ごとに
そこで電話を切る。
という言葉を入れる。
わたしは、なにかを感じる。
わたしは、なにかを感じない。
わたしは、なにかを知っている。
わたしは、なにかを知らない。
わたしは、なにかを恐れる。
わたしは、なにかを恐れない。
わたしは、なにかを見る。
わたしは、なにかを見ない。
わたしは、なにかを聞く。
わたしは、なにかを聞かない。
わたしは、なにかに触れる。
わたしは、なにかに触れない。
MILK
カナン
約束の地
乳と蜜の流れる土地よ
わたしの青春時代
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