詩の日めくり 二〇一六年五月一日─三十一日/田中宏輔
 
内容がわかった。ジーン・ウルフはわりと、ぼくにはわかりやすいと思っていたのだが、そうでもない作品があるのだなと思った。理解を妨げた原因には、書かれた時代を現代がとっくに超えてることもある。

これから王将に。それから塾へ。

塾から帰った。ジーン・ウルフの短篇集のつづきを読む。


二〇一六年五月十二日 「Love Has Gone°」


それ、どこで買ってきたの?
高島屋。
えっ、高島屋にフンドシなんておいてあるの?
エイジくんが笑った。

たなやん、雪合戦しよう。
はあ? バカじゃないの?
俺がバカやっちゅうことは、俺が知ってる。
なにがおも
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