詩の日めくり 二〇一六年五月一日─三十一日/田中宏輔
、ちょびっと涙がにじんだ。ぼくはクリスチャンじゃないけど、やっぱり神さまはいらっしゃるような気がする。おやすみ、グッジョブ! ジェイコブズの「猿の手」を読んで明かりを消そう。ほかのひとの訳で読んだことがあるけど、これは傑作中の傑作だった。
ようやく起きた。これからプリンスを追悼して、プリンス聴きながら、新しい『詩の日めくり』をつくる。そのあと、詩集の校正をもう一度する。
二〇一六年五月六日 「グースカ・ポー!」
木にとまるたわし
気にとまるたわし
木にとまる姿を想像する
やっぱりナマケモノみたいにぶら下がってるって感じかな。
職場のひとたちや
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