詩の日めくり 二〇一六年三月一日─三十一日/田中宏輔
 

四条大橋の東側に
ビタミン・ハウスって
ショウ・パブでバイトしてたことがあって
ちょっとのあいだ、女装してました、笑。
ええと、お客は、半分が坊主と金融屋さんでした、笑。
バブルのころで、すごかった。
お坊さんで
いまから考えると
ぽっちゃりとして
かわいいひとがいて
ぎゅっと手を握られて
うぶだったぼくは
顔がほてりました。
当時は、太ったひとがいけなかったので
それだけだったのですが
いまから考えると
そのお坊さんも20代のなかばで
ぽっちゃりとしたかわいい感じのひとだった。
京大のアメフトやってるひととすこし付き合っ
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