詩の日めくり 二〇一五年十三月一日─三十一日/田中宏輔
音も声もあり
形がない詩。
あるいは
内容がなく
意味がなく
音も声もなく
形がある詩。
二〇一五年十三月二十七日 「いっしょに痛い。」
ずっと、いっしょに痛い。
ポンポンと恩をあだで返すひと。
するすると穴があったら入るひと。
サイズが合わない。
靴は大きめに買っておくように言われた。
どもどものとき。
死んだ●と●●するのは恥ずかしい。
誤解を誤解すると
誤解じゃなくなる
なんてことはないね。
すぐに通報します。
二〇一五年十三月二十八日 「詩について。」
詩と散文の違いは
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