詩の日めくり 二〇一五年八月一日─三十一日/田中宏輔
忘れた。これからマクドナルドにアイス・コーヒーを飲みに行こう。
二〇一五年八月十六日 「わたしは他人のまなざしのなかにも、他人の息のなかにも存在する。」
わたしはあらゆる時間と場所と出来事のなかに存在する。なぜなら、わたし自身があらゆる時間であり、場所であり、出来事であるからである。つまり、あらゆる時間や場所や出来事そのものが、わたしであるからである。
二〇一五年八月十七日 「卵」
彼は毎日、卵を産んでいる。彼はそのことを恥じている。
二〇一五年八月十八日 「On Bended Knee。」
きのう
ひさしぶりにジミーちゃんから電話
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