リビドー/にょすけ
僕が空即是色するとこを観てて欲しいんですよ。
そうしてめちゃくちゃの、
ぐちゃぐちゃになったふたりのパンツの中はどうしたって涅槃じみていて、
愛がそこから零れ落ちるのを僕はいつまでもいつまでも名残惜しそうに眺めていたいんですよ。
そんな可愛くて可愛いくて仕方ない、アメリカンドッグを頬張る君のぷりぷりの唇に
いきり立った僕のメメント・モリをぶち込んで気持ちよくなりたいんですよ。
ヨダレまみれでボンボヤージュをしごく君の姿を興奮して眺めながら
ぼくはいつまでもいつまでもニルヴァーナの午後でそこから一歩も動けない、
動けないんだ。
「あさだち」
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