詩の日めくり 二〇一五年六月一日─三十一日/田中宏輔
 
うに『淫獣の妖宴』に突入すると思う。ゲスいわ〜。最低にお下劣。(中座)『淫獣の妖宴』の冒頭で、いきなり、吸血鬼や狼男は、じつは宇宙人だったというのである、笑。笑うしかない。しかも主人公の人間が突如、超能力をもち、ものすごく巨大なペニスをもつことになり、云々というのだ。ある意味、自由だけど、自由すぎるような気がする。(中座)『淫獣の妖宴』を走り読みした。精読する価値がなかったので。これから、このあいだ買ったフィリップ・K・ディックの『ヴァルカンの鉄槌』を読む。これはじっくり読む価値があるだろうか。ディックもまたぼくの大好きな作家で、その作品をすべてコレクションしている詩人や作家のうちの一人だ。

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