詩の日めくり 二〇一五年六月一日─三十一日/田中宏輔
、最悪なものでも持っておきたいと思うのは、ファンだからかもしれない。というか、ファンだったら、最悪な設定のものこそ、よろこんで受け入れなければならないのかもしれない。(中座)『淫獣の幻影』あと20ページほど。セックス、セックス、セックスの描写が本文の半分くらいあるかもしれない。じっさいは5分の1ほどかもしれないけれど、感覚的に、半分くらい、セックス描写である。うううん。でも、いいかも。と思わせるのは、やっぱり、ぼくが、フィリップ・ホセ・ファーマーのファンだからかもしれない。あの壮大なリヴァー・ワールド・シリーズを読んだときから、ファーマーは、ぼくのアイドルになってしまったのであった。きょうじゅうに
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