詩の日めくり 二〇一五年五月一日─三十一日/田中宏輔
なったという。ぼくが会ったときは、おとなしい、身体の小さいひとだった。いっしょにお酒を飲んだ。若いときは、荒れたひとだったという。
二〇一五年五月二十八日 「ふるさとは遠くにありて思うもの」
きょう、五条堀川のブックオフに行って、24冊売って、1010円。で、『日本の詩歌』シリーズが1冊108円だったので、7巻買って、756円使った。以前に、学校で借りて全巻に目を通していたし、講談社版・日本現代文學全集・108巻の『現代詩歌集』というアンソロジーに主要な作品が入っていたのだが、薄い紫色の小さな文字の脚注がなつかしくて買った。そうそう。草野心平さんの、『日本の詩歌』では、一文字
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