詩の日めくり 二〇一五年四月一日─三十一日/田中宏輔
ラになりたいのかしら? 笑
ほどいたり、巻いたりする手が自分であるというのが
ぼくの場合、痛い感じなのだけれど。
シュル、シュル、シュルッ!
キュッ、キュッ。
ドボンッ→
二〇一五年四月二十九日 「自分だけの言葉」
ぼくは子どものころ
自分だけの言葉をしゃべっていたようです。
親が外国の音楽が好きでしたので
家でかかる音楽は、シャンソンや、ラテンのポップスばかりでしたから
その音楽で育ったせいか
意味もわからない単語を
いえ、単語ではないですね
言葉? でもないですね。
よくつぶやいていたものです。
はずかしいですね。
いまで
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